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５．総括

本研究では、４つの分析対象地域のうち、特に２つの区について、各区が持つ地理

的スケールの景観的性質と、そこから推測される景観阻害の発生について探求した。

視対象に高さ条件を与えない場合、可視量が多い視点はかなり多く見られ、特に標

高の低い視点が高可視量であった。

これに対して、標高１００ｍ以上という条件を与えると、可視量が多い地域・少な

い地域、広く見渡せる地域・そうでない地域が明確に表れ、景観阻害に配慮すべき

地域とそうでない地域を推測することができた。