接合部の強度実験 | |||||||
![]() |
|||||||
![]() |
|||||||
実験結果は、スギ材を充填した試験体では、接合部の切り欠き部分から割れが生じ、その割れが進行し竹材を引き裂き破壊しました。最大耐力は、900kgf前後で比較的良好な結果が得られました。モルタルを充填した試験体では、縦材に充填したモルタルが縦材から引き抜けたため、最大耐力が350kgf前後と低い結果になりました。この結果から、竹材の割裂に対して何らかの補強を施し、充填材である竹材とモルタルとの付着性を向上させることで、さらに耐力の上昇が期待できると考えます。 また、施工性について、スギ材を充填した場合では、加工段階において多くの手間がかかるうえ、加工精度にばらつきがありました。モルタルを充填した場合は、加工の手間は少なく、容易に施工できますが、引張耐力・竹との付着力が弱いといった問題があります。そこで今後は、施工性に優れ、耐力・剛性に優れる接合部となるような充填材を選定する必要があると考えています。 |
|||||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |