おおいた木造建築ファイル 000
羅漢寺 岩山の中腹に建つ寺
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荒々しい岩山、羅漢山の中腹に位置する羅漢寺は、645年(大化元年)にインドの僧、法道仙人が、この岩山の洞窟で修業したことから開基去れた寺で、羅漢の総本山といわれています。 境内には無漏窟・凌雲閣などがあり、無漏窟には様々な表情をした五百漢が安置されています。これは、南北朝期(1737)に京都建仁寺の昭覚禅師が、中国天台山の僧建順と彫ったものと伝えられています。 この他、十六羅漢、千体地蔵など3700余体もの石仏があります。 寺は昭和18年に火災で焼失、現在の本堂は昭和44年に再建されました。 門前から羅漢寺への旧道は、百間馬場といわれる石畳の道で、途中、禅海和尚の墓がある智剛寺や庚申塔などがあり、参道は九州自然遊歩道になっています。 |
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所在地/中津市本耶馬溪町 |
※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2004年11月20日取材