おおいた木造建築ファイル 000

中野酒造 

創業当時から酒蔵として居蔵造という形式で造られた.居蔵造とは蔵と住居が同じ建物にある形式だ.現在も居住・店舗棟として使用されている.

建物としては江戸後期の部分も残っており,また作業棟は小学校の校舎を移築してきている.蔵の部分は傾きかけていたので,2004 年に半年程度かけて修復工事を行っている.

地下 200m から湧き出した天然水に伝統の技法をとりいれた独自の仕込み水を使用している.

元旦を除く毎日,朝 8 時より夕方 5 時まで酒造見学を行っている.

DATA

市町村指定有形文化財

所在地/杵築市大字南杵築2487-1
設計者/不詳
竣工/明治7年(1874年)
建物用途/酒造所             構造規模/木造平屋建 居蔵造

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※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2005年11月2日取材