おおいた木造建築ファイル 000
東亜ストリング大分工場・旧奈狩江中学校
地域の自慢だった体育館
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テニスラケットのガットのメーカーである、東亜ストリングの大分工場は、奈狩江中学校の廃校を利用している。校舎1棟、講堂、校旗掲揚台などが残されているが、中でも講堂の建物は目を引く存在だ。 一見RC造にも見える外観だが、木造の建物。親柱がシンメトリーに並ぶ。中央の、校章を模したレリーフが印象的。 室内は、天井、ステージの縁ともに丸みを帯びており、前面に広がる純白の壁が目を引く。 当時としては、近隣の中でももっとも立派な、奈狩江中の自慢の一つだったという講堂も、1967年に廃校となって以来物置として利用され、傷みがかなり目立ってきているのが残念である。 |
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所在地/杵築市狩宿72 設計者/不詳 施工者/不詳 竣工/1952年 建物用途/物置 構造規模/木造平屋建 延床面積/u MAP(Mapion) |
※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2003年1月6日取材