おおいた木造建築ファイル 000
旧佐野病院 代々続く医家の本家と病棟
佐野家の始祖、徳安は1615年岡藩で医学を治め、その後杵築にて開業して、現在まで続いている。ここ佐野医院では、1988年まで診療が行われていた。 主屋は江戸時代の建築で、面取り材の柱は市内の大原邸と同じ形態。軒が極めて広くなっている。診察室や調剤室も、病院当時のまま残されている。病棟には、日光浴用のバルコニーがあるが、現在は非公開。 病棟の外観は洋風にまとめられており、主屋もそれにあわせた外壁となっていて、道路側から見た際の統一感が出るように施されている。 |
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所在地/杵築市杵築329 設計者/不詳 施工者/不詳 竣工/主屋1757年・病棟1926年 建物用途/資料館 構造規模/木造平屋・2階建 延床面積/u 休邸日/12月29日〜1月3日 観覧料/無料 MAP(Mapion) |
※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2003年12月12日取材