おおいた木造建築ファイル 000

神尾家住宅  建築年代のわかる九州最古の住宅

 曲屋形式の屋根と土間を広くした大庄屋階級の家屋形式. 建築の仕事も丁寧,意匠的にもすぐれ保存もよい貴重な民家遺構である.

九州では珍しく,家屋の内部に馬屋が設けられている.

座敷部分より,土間,馬屋がそれぞれ後退している関係からそれぞれの棟が前後にずれ,さらにこの三つの棟を連結しているので,全体としては三度折れ曲がりさらに馬屋部分の屋根は一段下がっている.

 

DATE

国指定重要文化財
所在地/中津市山国町守実
設計者/不詳
施工者/不詳
竣工/1771年
建物用途/住宅
構造規模/寄棟造り 茅葺
延床面積/168.3u

見学の際は所有者に連絡を.

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※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2005年9月27日取材