おおいた木造建築ファイル 000

レト絽みへまち 旧長田医院 再活用された文化財建築

 三重の旧市街地に立つ、昭和初期の病院建築。道路側は三角屋根を載せた玄関ポーチを持つ洋風、背面に回れば和風に見える、和洋折衷の外観。1階は手術室、診察室、待合室、2階は座敷間になっていた。

 1998年に現在の経営者の手に移り、手作りの味をモットーにほとんどを経営者と従業員の手で補修・改修して、2001年に喫茶兼居酒屋として開業した。
 1階待合室だった部分は、囲炉裏つきの土間に改装。診療室だった部屋はギャラリーとしても利用されている。2階は板の間となったものの、座敷の雰囲気を色濃く残す。
DATE

国登録有形文化財
所在地/豊後大野市三重町市場1600-3

竣工/1927年
建物用途/飲食店
構造規模/木造2階建瓦葺
延床面積/85u

営業時間/11〜24時
電話/0974−22−0026
MAP(Mapion)

TOPページへ戻る

 

※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2003年1月8日取材