おおいた木造建築ファイル 000

善龍寺山門   山号のない山門

解説総ケヤキづくりで、屋根以外当時のままである。(台風の被害を考え、扉・くぐり門は取り外した。)

彫り物(龍)が迫力ある豪壮な門になっている。

臼杵藩稲葉(何代目かわからない)から、当時の住職へ山号をもたない寺に山門を提供した。異例であるが、当時の住職が稲葉に痔の薬を煎じて渡しその褒美として与えられた云われがある。

武家屋敷に用いられていた石段積みになっている。(階段・塀)

現在の住職安達さんは趣味で備品の製作、彫り物、ちょっとした修復、また使われなくなった部材(価値の高いもの)の収集をしている。

DATE

町指定有形文化財

所在地/臼杵市野津町大字西畑字石土

設計者/不詳
施工者/不詳

      大分セメント瓦(屋根)
竣工/約400年前(慶長元年)
建物用途/寺院の山門
構造規模/流れ造門


MAP(Mapion)

TOPページへ戻る

 

※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2004年11月22日取材