おおいた木造建築ファイル 000
荘田平五郎記念 臼杵こども図書館
全国的にも珍しい大正年代の児童図書館
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臼杵市出身で、三菱財閥幹部だった荘田平五郎氏が、三菱退社時に臼杵図書館として寄贈した建物。1975年からは臼杵市民俗資料館として使われてきたが、2002年に「こども図書館」として再び図書館となった。大分県では初の公立児童図書館でもある。 再生設計は、全国で多くの民家再生を手がける降幡廣信氏の手による。木の温もりを大切にした空間。床暖房が入れられ、玄関で靴を脱いで上がる。2階には読み聞かせ室、研修室、学習室などが設けられ、荘田氏が大切にした精神である「仁」「義」「礼」「智」「信」を室名としている。 |
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所在地/臼杵市祇園南 設計者/ 施工者/ 竣工/1918年 修復/2002年 建物用途/図書館 構造規模/木造入母屋造2階建て 延床面積/337u MAP(Mapion) |
※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2003年11月×日取材