おおいた木造建築ファイル 000

茶房・長屋門 長屋門を再生した茶房

 臼杵市中心市街地活性化施設、まちんなか交流館のひとつとして作られた茶房。稲葉家家老の「長屋門」を再生してつくられた。

 長屋門は武家屋敷、豪農、地方有力者の家で見られた門の形式で、門とはいっても部屋を持ち、使用人を住まわせることが多かった。ここ臼杵でも、上級藩士の邸宅のみで見られた形式である。
 修復された長屋門は、2階吹き抜けの空間ながら、木の風合いに包まれた落ち着けるたたずまい。日本庭園に向けてテラスが広がり、晴れた日には風に吹かれながら一杯を楽しめる。

 周辺は臼杵きっての観光地である仁王座界隈であり、観光客に歴史的な景観と、休息場所を提供している。
 
DATE
所在地/臼杵市仁王座16組
設計者/現代建設
施工者/現代建設
竣工/2001年
建物用途/飲食店
構造規模/木造一部2階建
延床面積/134.18u

電話/0972−63−5985
MAP(Mapion)
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※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2003年10月31日取材