おおいた木造建築ファイル 000
野上弥生子 成城の家(森可修邸) 戦前の人々があこがれた洋風住宅
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作家・野上弥生子の自宅だった住宅で、東京の成城に建てられていたが、生家がある臼杵の海辺に移築したものである。高級住宅地・成城ならではの低い門扉もそのまま移され、当時の住所表示も残されている。 もとは銀行員の森可修氏の自邸で、基本設計も自身が行ったもの。緩くカーブを描いた赤い瓦屋根や小さな煙突、半円のサンルームなど、清楚な印象を与える。 当時の庶民があこがれた、郊外の洋風住宅の姿を今に伝えている。 以前は有料で一般公開されていたが、現在は残念ながら内部をみることはできない。 |
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国登録有形文化財 所在地/臼杵市大字臼杵70-15 設計者/森可修 竣工/1929年 建物用途/住宅 構造規模/木造2階建 延床面積/u MAP(Mapion) |
※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2003年11月4日取材