おおいた木造建築ファイル 000

中山別荘 旧和田別荘 広大な敷地の米国風別荘

 別府市の山の手に広大な敷地を有する、米国風別荘建築。元は富士紡績の創業者・和田豊治の所有で、中山製鋼所の中山悦治の手に渡った後、戦後は1995年まで米軍に接収され司令官の官舎として利用された。

 設計・施工は、米国式の住宅建築を手がけ、日本初のゼネコンとも呼ばれる「あめりか屋」による。当時の同社が手がけた住宅は、全国でも数軒しか残っていない。
 現在は特に利用されておらず、見学も不可。側に立つ別府ビーコンプラザのグローバルタワーより俯瞰するほかなく、なんらかの形での利用が待ち望まれる。
DATE
所在地/別府市山の手町
竣工/1920年
建物用途/未利用
構造規模/木造2階建
設計/あめりか屋設計士・山本拙郎
施工/あめりか屋

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このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2003年11月11日取材