おおいた木造建築ファイル 000

竹瓦温泉 社寺風温泉建築、別府温泉のシンボル

 湯治場として、観光地として古くから栄えてきた別府温泉。数ある特徴的な温泉建築が建てられたが、その中でも社寺風の風格ある竹瓦温泉の建物は代表的な温泉建築の一つである。

 竹で屋根を葺いたことから名付けられた竹瓦温泉だが、幾度かの改築を重ね、1938年の改築で現在の姿となった。関東で流行した社寺風の浴場だが、「泉都に立派な温泉建築を」という熱意により、ここ別府でも建てられた。

 竣工当初は、寺と間違えて手を合わせる人もいたというエピソードを残しており、今でも観光客の姿が絶えない。また地元の共同浴場としての顔も合わせ持っており、交流の場となっている。
DATE
所在地/別府市元町16−23
設計/村上 利作(池田 三比古)
竣工/1938年
建物用途/温泉浴場・公民館
構造規模/木造2階建

営業時間/6:30−22:30
入浴料/100円(砂湯は780円)
定休日/12月に大掃除休業あり
MAP(Mapion)
TOPページへ戻る

 

※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2003年11月21日現在