おおいた木造建築ファイル 000

民宿 田の湯館 珍しい擬洋風木造3階建旅館

 別府に多く見られた木造3階建て旅館も数少なくなったが、この田の湯館は擬洋風建築で建てられたという点でも、貴重な存在。

 元は松永万八が、日豊本線工事の際に建てた別荘である。現在は茶色のモルタル張りであるが、当時は下見板でハーフティンバー様式の外観を持つ、モダンな建物だった。
 今も民宿として営業しており比較的安価で泊まることができるが、冷房設備がないため夏季は休業している。
DATE
所在地/別府市田の湯町8−10
竣工/1913年
建物用途/旅館
構造規模/木造3階建

電話番号/0977-23-2228
宿泊料金/素泊まり3000円〜
MAP(Mapion)
TOPページへ戻る

 

このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2003年11月11日取材