おおいた木造建築ファイル 000

帆足本家酒造蔵　戸次本町のシンボル的存在の酒蔵群

　歴史の香りに乏しい大分市にあって、北部の戸次本町（へつぎほんまち）は、江戸末期から戦前にかけて在町として栄えた、古い街並みが残る地区。そんな戸次の中心にあるのが、帆足酒造の酒蔵群である。

　江戸末期から明治にかけて増築され、１９７２年まで酒蔵として利用。１９９５年には所有者から大分市に寄付され、翌年から補修工事に着手、３年がかりで完成した。現在では酒造りの工程がよくわかる資料館として利用されているが、本当の活用策はこれから練るといったところ。
　酒蔵だけに大きな空間で、活用の可能性は広く、戸次のシンボルとしての活躍を期待したい。
　
DATE
大分市指定有形文化財
所在地／大分市中戸次４３８１－１
設計者／不詳
竣工／江戸～明治年代
建物用途／未利用
構造規模／木造２階建
延床面積／１４２６㎡

公開時間／９時～１６時３０分
電話（管理室）／０９７－５９７－４６４９
ＭＡＰ（Ｍａｐｉｏｎ）
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※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます　※２００３年１２月２日取材