おおいた木造建築ファイル 000

末田美術館 建物と作品の共合

末田美術館は,由布院の個人美術館ブームの先駆けとなった.

この美術館は住居とアトリエと展示場の 3 つの機能から成り立っている.作家自身が居住・運営・制作を行っていくという、いわば日々の生活の営みが創造と結びついていく 「生きている美術館」 を目指している

設計の時点で,設計者の建物 (= 作品)と居住者である末田さんの作品とが共合するような建物にしてほしいという願いがあった.現在,建物と作品とが融合し一つの協同作品となっている.

DATA

 

所在地/由布市湯布院町川上字津江 設計者/原広司+アトリエ・ファイ      施工者/末田龍介+安部建設
竣工/1981年                 
建物用途/美術館               延面積/268.58u
構造規模/木造平屋建一部二階建

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※このページは 大分大学 工学部 福祉環境工学科建築コース 木質構造研究室 の製作です
※記事・写真の無断転載・使用を禁じます ※2005年11月9日取材