固有振動[normal mode]

振動系において各部分が同一の振動数で自由に振動するときの特徴的な振動。系固有の特徴を表す。振幅分布の形を規準形あるいは固有振動モード、固有振動姿態、固有関数、波動関数、規準関数などとも呼ぶ。
4章で説明しているように固有振動数は整数mに対応した「とびとびの値」となるが、そららを第m次の固有振動(数、モードなど)と呼ぶ。
なお任意の振動は互いに直交する固有振動姿態(固有関数)の重ね合わせとして表現できるが、これは離散的なフーリエ変換と見ることができるものである。