特性インピーダンス [chracteristic impedance]

一次元の波導方程式
の解は前述のように、C、Cを2つの定数として

Φ=Cj(ωt−kx)+Cj(ωt+kx)
であった。

三次元空間においても平面進行波の場合は、音場が一次元とみなせこの波動方程式が適用でき、また進行波であるから明らかにC=0 となる。すなわち、解は

Φ=Cj(ωt−kx)

である。ここで、前項で示した

の関係により、

v= jk Cj(ωt−kx)

p=ρjωCj(ωt−kx)

が得られる。従ってこの場合の特性インピーダンスは、
となる。このように平面進行波の場合は Z が実数で取り扱いが非常に簡単であることに留意すること。