地表の土地利用・植生などのシミュレーション of 佐藤誠治 建築・都市計画研究室

地表の土地利用・植生などのシミュレーション

○自然的土地利用表現の高度化
標高データによる地形表現には,地表面の土地利用とくに自然的土地利用の表現によっ て高度なシミュレーション画像が得られる。遠景については航空写真等による画像データ のテクスチャーマッピングによる手法が一般的である。

標高データにより地形 を描画して,表面に画像データをマッピングするわけである。また,近景の表現としては,樹 木を一本一本3次元データを発生させてシミュレーションする方法,さらに樹木の種類ま で特定できる高度なシミュレーションも出現している。

先進的なシミュレーションソフ トとしてはCIRAD(フランス農業開発国際協力センターによるAMAP(3次元コン ピュータ・グラフィックス<植物ライブラリ>)がある。このシミュレーションソフトは 3次元によるCGを2次元画像データとして蓄積したり,樹木の成長モデルまで備えるな ど植物のシミュレーションとしては最高水準のものである。


kumamoto3_nvi87_x~y=xmax~0.jpgランドサットデータの解析結果を3次元地形にマッピングして緑の景観を表示(熊本市)
oita1_3d_87hifuku.jpgランドサットデータの解析結果を3次元地形にマッピングして緑の景観を表示(大分市)
oita2_3d_87nvi.jpgランドサットデータの解析結果を3次元地形にマッピングして緑の景観を表示(大分市)

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