評価実験・分析と意思決定のための景観シミュレーション
○2つの手法
修景計画などを実施するばあいには,計画内容をあらかじめシミュレー ションし,その結果を評価することによってはじめてそれらの計画内容が受容されるのか
否かの判定が可能となる。 したがって,どの様な評価方法をとるかによって景観シミュレーションの手法がきまっ てくる。 評価方法としては,大きく2つに分類される。ひとつは計量的な評価手法であり,他方
は,心理評価である。
○物理指標と心理評価
計量的な手法は,景観を構成する,いわゆる景観要素が景観の構成に与える影響を物理的指標を用いて評価することが主体である。また,心理評価は,基本的には景観構成要素
の物理量に支配されるわけであるので,構成要素の操作をさまざまな局面で実施しながら 評価をおこなうことになる。この場合はほとんどがSD法による心理評価が主体である。
したがって,この場合の景観シミュレーションはそれぞれの評価手法に適合できるシミ ュレーションでなければならない。
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