地表の土地利用,植生などの自然のシミュレーション
○自然的土地利用表現の高度化
標高データによる地形表現には,地表面の土地利用とくに自然的土地利用の表現によっ て高度なシミュレーション画像が得られる。遠景については航空写真等による画像データ
のテクスチャーマッピングによる手法が一般的である。
標高データにより地形 を描画して,表面に画像データをマッピングするわけである。また,近景の表現としては,樹 木を一本一本3次元データを発生させてシミュレーションする方法,さらに樹木の種類ま で特定できる高度なシミュレーションも出現している。
先進的なシミュレーションソフ トとしてはCIRAD(フランス農業開発国際協力センターによるAMAP(3次元コン
ピュータ・グラフィックス<植物ライブラリ>)がある。このシミュレーションソフトは 3次元によるCGを2次元画像データとして蓄積したり,樹木の成長モデルまで備えるな
ど植物のシミュレーションとしては最高水準のものである。
ランドサットデータの解析結果を3次元地形にマッピングして緑の景観を表示(熊本市)
ランドサットデータの解析結果を3次元地形にマッピングして緑の景観を表示(大分市)
ランドサットデータの解析結果を3次元地形にマッピングして緑の景観を表示(大分市)