[ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア]-----'01.10.15

目標を目指して一直線

天国じゃ、みんな海の話をするんだぜ〜重病患者マーチン〜

第1回目に紹介するのは、

このセリフをテーマに走り出すアクションムービー。「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」

ここでは、あることが自分自身の心に突きつけられる。

”あなたはどんな生き方をしましたか?”と・・・。

この作品を見て影響されない人はいないだろう。

男二人車一台で旅に出た人もいるだろう。著者もその一人である。(近場ではあるが・・・)

というのは、ここに出てくる男二人(重病患者のマーチンとルディ)が、

ギャングと警察に追われながら、まだ見ぬ海を目指して突っ走る姿が

あまりにも真っ直ぐで、カッコよすぎるからだ。

内容としては、よくありがちと思われる人もいるだろうが、

笑いと泣きが同じテンションで入っているため

テンポがよく飽きさせない内容となっている。

ラストには、タイトルにもなっている「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」

が情感豊かに歌い上げられ、男の友情を盛り立てている。

この作品の中でお気に入りのシーンといえば、

マーチンが人生の最後に親孝行をと、プレスリーのまねをしてピンクのキャデラックを母親に、

「母さん、誕生日おめでとう」

と言い、プレゼントをする場面である。

「これは真似できねーなー」と思いつつも、地元のかあちゃんを思い出してしまった。

また、ラストのシーンは悲壮感漂うが、心地よい涙がこみあげてくる。

自分の場合を考えると、まだ生きることを真剣に考えていないことや、自制心が働きまくっているため、

表現力の乏しい、無の自由の中でしか生きられない自分がいることに気づく。

”やっぱり根性が必要でしょ”

おわり

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