「ひかりのまち」

たまに、ふと思うことがある。

都会の街のイルミネーションや、ライトアップされた建物が羨ましいと・・・

僕は、クリスマスの飾り付けされた街というのに憧れをもっている。

だから、東京とか、N.Y.とか、ロンドンなんかの夜の写真を見るとき、

「いいなー」と単純に思ってしまう。

今回、紹介する「ひかりのまち」の主人公達は、その名の通り

「ひかりのまち」に住んでいる。

この映画を見ると、自然にどうしようもない感情が込み上げてくるのは僕だけだろうか?

夜・光・音楽

この3つが非常にマッチしており、

その中に出てくる人の感情が見る側まで伝わってくるのだ。

また、都会の混沌とした中で暮らす孤独感が美しい映像とともに描写されるのだが

その孤独感は映画だけでなく、普通に見る側も分かるぐらいに庶民的なもので

だれもが、その映画の主人公になったつもりになってしまう。

普通に暮らしている人たちも、それぞれの物語を持っており、

この世界に生きるみんなが主人公なんだなと思う。

しかし、実際身の回りにおきることは他愛のないことと思ってしまい、

なにげない事や人の仕草に無頓着な自分がいてしまう。

結構、自分を否定的に書いてしまったが、まあいつか分かる時が来るだろうと思いつつ

おわり

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