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このページはランドサットについてのページなのでファンキーではありません。
ランドサットとはリモートセンシング技術に用いられるセンサの一つです。
リモートセンシング(Remote sensing)とは
リモートセンシングとは航空機や人工衛星などに搭載されたセンサを用いて、
地表の対象物から反射(放射)される電磁波を収集し、そのデータを用いて
対象物や現象に関する情報を得る技術のことである。この技術は、これまで
の手法では得られなかった広域の情報が比較的容易に得られるために、自然
環境の監視や、国土情報の収集、都市計画、海洋の研究、森林資源の
管理など様々な分野に応用されている。
ランドサットデータ(LANDSAT Data)とは
リモートセンサを搭載し、リモートセンシングを行う場所あるいは乗り物の
ことをプラットフォームと呼び、プラットフォームとしては人工衛星、航空機、
気球、タワー、地上測定車、船舶などが挙げられる。人工衛星は、各種のプラッ
トフォームの中でも最も高高度に位置し、軌道衛星で200〜1,000km、静止衛星
では約36,000kmという高度をとる。このため、その収得データの利用に際して
は、非常に広い地域を対象として(広域性)、ほぼ同時刻の状態が(同時性)
、一定の時間間隔ごとに(周期性)観測できるという特徴を活用することが可能となる。
今回の研究に使用したプラットフォームもこの人工衛星であり、米国の地球
観測衛星ランドサットに搭載されたセンサにより収集されたデータ(TM)を使用した。
その観測機器(センサー)には、『TM(Thematic Mapper)』〜瞬間視野30×30m(1画素:センサが半別できる最小単位)、『MSS(MultiSpectral Scanner)』〜瞬間視野80×80mなどがある。TMデータは、7つのバンドを有しており、可視域3、近赤外域1、中間赤外域2、遠赤外域1という内訳である。
データは1画素ごとに256段階のグレイレベルで与えられ、このデータは社団法人リモートセンシング技術センターより販売・提供される。
今回使用したデータは熊本市域を中心とした半径20kmを内包する、『パス112−ロウ38、1987.5.08』、『パス113−ロウ38、1990.10.10』、『パス112−ロウ38、1997.4.24』の3データである。
◆卒業研究『ランドサットTMデータを用いた緑地景観保全に関する基礎的研究』へ

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