伝統的街並みの街路におけるゆらぎに関する研究

研究の背景・目的

杵築市は、起伏のある地形を生かした石畳の坂道が数多く存在するため、この城下町を徒歩で歩くとき、“ここちよさ” “変化が豊富” “快適感”を感じる。それは、街路と坂道がおりなす景観ならではの感覚といえる。

本研究では、地図と連続写真によって、坂道と街路景観の構成要素を分析の対象とし、構成要素を客観的なデータとして扱い、フーリエ変換を用いたゆらぎ解析により、景観特性を定量的に把握することを目的とする。