伝統的街並みの街路におけるゆらぎに関する研究
総括 |
本研究では、街路景観の建物間距離、建物の高さ、スカイラインの高さを写真から、地図から建物間距離を測定し、ゆらぎ理論を用いて数値的に解析を行った。
地図より読み取ったデータからは、一区間の街路もしくは坂道よりも、連結させた坂道・街路のほうがより良いゆらぎ値を読み取ることができた。
地図と写真との比較については、写真のほうがより良いゆらぎ値は出るが、誤差が大きく写真を用いたほうが良いとは言い切れない。今後の検討課題である。
スカイラインと建物高さとの比較では、緑の多い街路・坂道ではスカイラインの高さのゆらぎ値がよく、緑が少ない街路・坂道では建物高さのゆらぎ値のほうがより良い値で出てきている。