野津原町営住宅再生マスタープランです。


野津原町では平成8年度末現在、町営住宅が177戸管理されていますが大部分が老朽化しています。
しかし、入居率は高く公営住宅の重要はかなり大きいことから建て替えによる改善が急務となっていま
す。
そこで、我々は野津原町町営住宅再生マスタープランを提案しました。このプロジェクトは当時修士1
年の上坂,大津留,東條,中村,山本,福岡が取り組みました。




小屋鶴団地

現状 計画案
現状
計画案


現状の敷地は段差が多くあり、住宅建て替えの際には詳細なローリングを検討する必要がある。
敷地の中央にペデストリアンウェイを設け、車が団地内に入ってくることを最小限に押さえた。限られ
た敷地ではあるが、環境共生型の住宅地として植栽や水面を設定し、ビオトープを配置している。住棟
は多様な世帯タイプの入居に応えられるような住戸タイプによって構成され、ミックス開発のメリット
を求めている。





廻栖(めぐす)団地

現状 計画案
現状
計画案


配置により日射状況も悪く、早急に団地の再開発を行う必要がある。
北斜面による日射条件の悪さをできるだけ解消するため住棟を現状の平行配置からやや南に回転するこ
とで、また急斜面より離れた位置での東西直線上の配置により、日照を遮る要素を極力少なくした。





愛宕(あたご)団地

現状 計画案
現状
計画案


日射、通風の条件をできるだけ良好に保ち、団地内においては安全性を考慮し、緊急時以外は歩行者を
優先して歩車分離を行う。現状では他の団地と比較して高齢者世帯が多く、建て替えに際しても高齢者
の戻り入居に対応できるように計画されている。