背景

　①　大都市への人口集中などの都市固有の諸問題等の現代都市が持つ強靭さや脆弱さの多くが直接的には１９世紀にその系譜を持つ。そこでは成功と挫折を垣間見ることができ、都市の形態を理解するのに不可欠なことである。

　②　Arturo Soria y Mata　は、「ものの輸送や公共事業における伝播性に主たる基礎をおくプランニングの方法を展開した近代で最初の人物である」(GeogeRCollins)であり、またこの「線状都市」は、未来を見据えた「進歩的社会」の見地から提起されたモデルと考えられる。

目的

　①　「線状都市」をコンピュータグラフィックスを用いてビジュアル化し、Soria が考える都市を３次元的に表現する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　②　同時に概念と､特徴を探り、これらの結果をもとに近代都市計画である「線状都市」の特性を明らかにする。