2001/10/23 「ハングリードラゴン」

あらすじ・・・

前回を見て下さい。

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我々が恐る恐る店内に入ってみると

まず一目でおかしいと気づいたことが

そこには、数人のお客がいたんですけど

昼時なのに

 

 

誰も飯食ってない

 

 

それどころかいい大人が皆で

花札のゲームに夢中

 

そのとき俺の心の中で

ある4文字の言葉が鳴り響く

 

店外脱出

 

しかし

俺の腹の中の

たけり狂ったハングリードラゴン

がそれを許しちゃくれなかった

 

 

「どうぞ」

店のおばちゃんに案内されるがまま

一番奥の席に座ると

おもむろにメニューが渡された

そこには

 

〈定食〉

生姜焼き定食・・・¥700

焼肉定食・・・¥700

 

貧乏学生の俺としては

この値段は決して安くない

ってゆうか高い

 

しかし

他に頼むメニューがなかったので

半分あきらめ半分期待で

生姜焼き定食をチョイス

 

待つこと5分

まずスープが出てきた

「¥700も払ってるし当然か」

などと思いつつ

ちょっとうれしい

 

 

期待に胸躍らせながら

ハングリードラゴンをなだめつつ

さらに待つことしばし

ついに奴はやってきた

 

「お待ちどうさま」

そこで我々が目にしたものは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んっ?

 

あれっ??

 

 

・・・・・・・・・。

 

 

 

 

なんじゃこらぁぁぁぁ!!!!

 

 

 

 

 

 

突然ですが

 

第一問。

あなたはどちらの生姜焼き定食を食べたいですか?

A B

 

 

 

 

第二問。

あなたはどちらの生姜焼き定食に¥700支払いますか?

A B

 

 

 

 

第三問。

ってゆうかAはボッタクリですか?

A B

 

 

 

 

 

 

ちくしょおおおおおおおおおお!!

腹を引き裂かんばかりに泣き叫ぶ

俺のハングリードラゴン!!

 

大分きて最大の屈辱!!

こげんこつあってよかとおもとっとか、おい〜!

しかも

まずいじゃね〜か〜!!

 

 

 

結局

そのあと俺たちは

帰りに立寄ったコンビニでパンを買った

 

デフレにあえぐこの日本にあって

たった一回の昼食に

合計¥1000もの出費を重ねた結果

腹一杯になるどころか

腹据えかねて

帰ってくるとは

 

ああ、無情

 

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