tomoshibi

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プロローグ

 大分合同新聞夕刊に2004年1月から「灯」欄の随筆を書かせて頂くようになった。月に一度、その時々の思いや経験を600字に込めるのである。もともと文章を書くのは好きであるのでそのこと自体は苦にはならず、かえって楽しみでもある。
 書き続けた「灯」が40回を超え、そして、この5月10日に還暦を迎えた。60歳では、まだ何ごとも総括するには早い年齢ではあるが、教え子達が催してくれるお祝いの会に何らかの形をお返しとしたいと思い立ち、この小冊子を作った。
 「灯」を書くときに、いつも空間や映像を頭に置いてきたので、今回は写真と文章を対にしてみた。でも、どうしても写真にならないものもある。こじつけて強引に写真を付けた。ご鑑賞頂きたい。冊子のタイトルに“人”を入れたが、写真には人物の映像は少ない。しかし、じっと見つめてもらえれば、映像の裏に隠された人を見いだすことができよう。そしてそれはあなたかもしれない。
 最後に、わかりやすさや人への心遣いなど、灯の投稿時に厳しい査読者として助言してくれた妻、友子に感謝したい。

                       2008年5月、皆様に御礼を込めて
                                    佐藤 誠治

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