第一章 研究の方法



 本研究では各種のデータを統合的に取りいれて分析を行うため、次のようにデータ変換を行いました。まず、リモートセンシング解析ソフト「PCI」を使用して土地被覆分類データと NVI指標データを作成しました。次に、C言語により50mメッシュデータに変換しました。そして、50mメッシュデータを基に 250mメッシュの土地被覆の構成比データを作成しました。

 研究の方法についてですが、まず、前準備として、ランドサットTMデータの画像の処理解析を行います。本研究では、PCI(リモートセンシング解析ソフト)を使用し、画像の切り出し、幾何学的補正、土地被覆分類図の作成、NVI指標の算出を行いました。その後テキストデータに変換し、分析に用いました。それと平行して、分析に用いるメッシュデータ整備を行いました。 次に、土地被覆分布特性及び変化の経年的把握を行うために、土地被覆分類データを用いて二次元的解析、地形データとの融合による三次元的解析をおこないました。更に分析手法として、重心及び2次半径、特化係数、連結性行列を用いて、市街地と緑地の分布特性及び変化の経年的把握をおこないました。 次に、緑地環境の活性の度合いを明らかにするために、NVI指標を用いて二次元的解析、地形データとの融合による三次元的解析を行いました。更に分析手法として、変動係数を用いて、NVI指標の分布特性の地域間比較を行いました。。 最後に、都市活動との関連性について、法的要因すなわち用途地域との関連性および社会的環境要因との距離的関係から、都市の市街化及び緑地環境変化にどのような条件が影響を与えているかを明らかにした。


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