第四章 連結性行列による分布特性の把握



 次に連結性行列による市街地分布特性の把握について説明します。連結性行列とは連続性を表す指標で、あるカテゴリーどうしのつながりがあるほど高い数値を示すことになります。

 連結総数の変遷を示した濃淡マップを見ると、市街地は大分市中心部の連結総数の大きい地点の増加即ち市街地拡散が見られ、更に、98年には大分市中心部から東方向に位置する高城駅周辺に新たな連結総数の大きい地点の集合が現れています。


次に連結性行列による緑地分布特性の把握ですが、これは市街地分布と同様の手法を用いました。  濃淡マップを見ると、大分市を取り巻くように形成されていた連結総数の高い地点が1998年には大幅に縮小し、特に顕著な地点としては、明野の南部に位置する高尾山周辺の連結総数の高い地点が激減していることが確認できます。

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