○市街地の標高別における形態指標の平均値を示した。北九州市と福岡市では比較的標高の低いところで形態指標の平均値が増加しているのが分かる。つまり、いびつな形状からまとまった形状へと変化したことを示す。逆に大分市ではよりいびつな形状へと変化している。この違いは北九州市と福岡市の平野部における市街化が飽和状態に達しつつあり、大分市の平野部での市街化が拡散的に侵食しているからだと思われる。 ○緑地の標高別における形態指標の平均値を示した。緑地については、すべての都市で、比較的標高の高いところでの形態指標の平均値が低下するという傾向を示した。これはどの都市でも、山間部の開発により緑地群が削られることで形状が、よりいびつな物へと変化した為と思われる。 |