研究の方法

 

○研究対象地域のランドサットTMデータをRESTECを通じて検討した後、購入。この時、撮影時の気象状況などをチェックし、使用可能なものを選定する。

 

○データの加工作業。PCIというソフトを使い、データの含む幾何学的な歪みを補正する。この時市販の地図をもとに、GCPといわれる同一座標のポイントをとる作業を行う。GCPには判別しやすい岬の先端や橋といったものを選定する。

 

○土地被覆分類図・NVI図の作成。土地被覆分類図は教師付き分類法を用い、カテゴリーとして市街地、緑地、生産系緑地、裸地・草地、水域の5つに大別した。NVIとは緑地活性度合のことで、絶対的なものではなく、あくまでこの研究分野において最良とされる指標の1つである。

 

○都市空間における分布傾向の把握。各都市の土地被覆・NVIの分布傾向を地区別にすることで2次元的に、標高・傾斜度別にすることで3次元的に把握する。

 

○形態指標を用いた解析。形態指標を用いて、インフラとの距離や地形との関連性を数量化T類により分析した後、標高・傾斜度別に把握し、3都市間の違いを比較・検討する。