3−3 CG画像の作成方法

街路のCG作成としては、建物、道路、樹木を作成し、最後にそれらを統合する。以下に建物、道路、樹木の作成方法について述べる。

a. 建物:データが大きくならないように、あらかじめ作成した単純な箱ポリゴンまたは板ポリゴンに写真を加工したものを貼り付ける。(図1)

b. 道路:「仮想街路モデル」については、後の「大分市中央通り」との比較・検討のために車道幅、歩道幅が同じであるものを道路構造令より取り上げ、建物と同様の方法で作成した。

c. 樹木:使用樹種は使用頻度の多さや、知名度の高さからケヤキとし、また樹木を葉1枚1枚について忠実に再現した場合、膨大なデータ量になってしまうことから、以下の2通りの作成方法をとった。なお、作成する際、建物と道路のCGと違和感があるため、実写の樹木の画像は使用しなかった。
(1)ある程度の精度の葉の一塊を簡単な板ポリゴンとして作成し、その後、あらかじめ作っておいた樹木のポリゴンに葉の画像を貼り付ける。(図2)
(2)1つ目で完成した樹木をレンダリングした画像をSTmage上で作成した2枚の直交する板ポリゴンに貼り付ける。 (図3)


building1
building2
building3
building4
@既存の建物の写真撮影
A写真の一部を加工
Bポリゴン作成
CAのテクスチャの貼付け
図1.建物の作成方法



tree1
tree2
tree3
@幹・枝の作成
A葉のポリゴンの貼付け
Bテクスチャの貼付け
図2.樹木の作成方法その1




tree2-1
tree2-2
@樹木の画像を板ポリゴンに貼付け
A@をレンダリング

図3.樹木の作成方法その2

 


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