3.CGの作成
3−1 研究対象街路
CG作成を行う研究対象街路は、「仮想街路モデル」と、「大分市中央通り」の2街路とする。ここで、「仮想街路モデル」とは、建物の高さやテクスチャなどの街路景観の情報量を極力少なくした仮想の街路モデルである。また、「大分市中央通り」は、大分市にある実在の街路で、建物や道路などは実測値に基づいて作成した街路モデルである。  なお、「大分市中央通り」を実在の街路として採り上げた理由としては、多くの被験者にとって、知名度が高く、身近な街路であることから、評価がしやすいと考えたからである。その概要を表1に示し、作成した街路モデルの設定を表2に示す。
3−2 使用ツール
画像の修正等は、すべてパソコンで行うため、写真撮影にはデジタル・カメラ(OLYMPUS C−1400 L)を使用する。画像の加工・修正には、adobe社の Photoshop5.0を使用し、建物のCG作成にはソニー・テクトロニクス社のSTmage/3D DesignVer3.5を使用した。

 

構成要素
内容
仮想街路モデル
大分市中央通り
CG
現状
CG
建物
用途
オフィス 商業施設 現状
高さ
3F、5F,7F,9F 4〜8F
10m、16m、22m、28m  
道路
幅員(車線数)
6車線 6車線 6車線
歩道幅員
7,25m 7,25m 7,25m
中央分離帯
あり あり あり
街路樹
植栽形式
両側1列+分離帯植栽 両側1列+分離帯植栽 両側1列+分離帯植栽
(高木+低木) (高木+低木) (高木+低木)
樹種
ケヤキ ホルトノキ ケヤキ
モミジバフウ
ケヤキ
高さ
4m、7m、10m、13m 5m、8m、12m 4m、7m、10m、13m
間隔
10m 6m 10m

表1.各街路パターンの概要


街路モデル番号
建物高さ
街路樹高さ
階高
高さ
@5f4m
5F
16m
4m
A5f7m
5F
16m
7m
B5f10m
5F
16m
10m
C5f13m
5F
16m
13m
D3f4m
3F
10m
4m
E3f7m
3F
10m
7m
F3f10m
3F
10m
10m
G3f13m
3F
10m
13m
H7f4m
7F
22m
4m
I7f7m
7F
22m
7m
J7f10m
7F
22m
10m
K7f13m
7F
22m
13m
L9f4m
9F
28m
4m
M9f7m
9F
28m
7m
N9f10m
9F
28m
10m
O9f13m
9F
28m
13m
P中央4m
4,88F(平均)
21,7m(平均)
4m
Q中央7m
4,88F(平均)
21,7m(平均)
7m
R中央10m
4,88F(平均)
21,7m(平均)
10m
S中央13m
4,88F(平均)
21,7m(平均)
13m

表2.各街路パターンの設定

 



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