5.評価実験
5−1 評価実験の方法
前述のアニメーション計20パターン(「仮想街路モデル」16パターン・「大分市中央通り」4パターン)をプロジェクターを用いてスクリーンに映写し、その映像に対する印象をSD法による評価尺度を用いて回答してもらった。 SD法の評価は7段階で行い21の形容詞対と総合評価「好ましい」を用いた。この時、評価実験に用いた評価尺度を下表に示す。
なお、映写順番は仮想街路モデル、大分市中央通りの順で、それぞれ建物高さはランダムに街路樹高さは低い方から映写した。回答時間は各アニメーションにつき1分間とした。被験者は本学建設工学科3、4年生及び大学院生(計53名)である。

 

狭苦しい 広々とした
冷たい 暖かい
単純な 変化のある
奥行きのない 奥行きのある
親しみのない 親しみのある
圧迫感のある 圧迫感のない
不快な 快適な
かたい やわらかい
調和的でない 調和的な
殺伐とした 雰囲気のある
うっとうしい さわやかな
閑散とした 密集とした
特徴のない 特徴のある
おとなしい 活発な
重苦しい 軽快な
緑が乏しい 緑が豊かな
つまらない 魅力的な
弱々しい 力強い
こぢんまりとした スケール感のある
潤いのない 潤いのある
印象の薄い 印象的な
好ましくない 好ましい

SD法による評価尺度



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