6. 評価実験


6.1 方法

6パターン、3視点場の計18の画像について、被験者を用いたSD法による評価実験を実施した。被験者は、大分大学工学部建設工学科および福祉工学科の学生66名、実験会場は、大分大学工学部の207号教室、実施日時は2000年1月28日である。被験者に画像を提示した上で、20個の形容詞対と総合評価について7段階で評価を求めた。形容詞対を以下の表に示す。

なお、総合評価は「好ましい−好ましくない」である。

66名に実施したアンケート用紙をチェックした結果、無回答の1名と、記入方法に反した方法で回答の1名、あわせて2名分の無効回答があった。したがって、有効回答数は64である。なお、少数の記入漏れ、または、重複記入分については、それらを除いた平均値での置き換えとする。

 

6.2 因子分析

SD法による評価実験で得られた評価について、さらに、因子分析を行う。

因子負荷行列を以下に示す。

総合評価「好ましい-好ましくない」と各因子の因子得点との相関

村山部屋好感度因子:0.641

村山部屋印象度因子:0.116

村山部屋秩序性因子:0.304

つまり、好感度因子得点が高いものほど総合評価があがる。

 


村山部屋

村山部屋