可視領域の抽出

3−1 可視不可視分析
国土地理院から市販されている「数値地図50m(標高)」を標高データとして用い、Visual C++によるプログラムから九重連山の可視不可視判定を行い、その可視領域を求める。
分析対象地域
九重地域
(東西約20km×南北約30km)
(400×600=240000メッシュ)
可視対象となる山
九重連山(17山)
*涌蓋山、泉水山、黒岩山、猟師山、沓掛山、扇ガ鼻、星生山、硫黄山、指山、三俣山、久住山、中岳、稲星山、大船山、平治岳、黒岳、前岳
可視不可視
判定方法
1つの地形メッシュを2つの三角形ポリゴンに分割して、地表面を表現し、視点を中心とする半径10kmの範囲の可視領域を求める。
可視判定は視点と地形を構成する三角形ポリゴンの頂点を線分で結び、これらの線分が他の三角形ポリゴンに阻害されなければ、可視ポリゴンと判定する。
3−2 九重連山の可視領域
可視不可視分析結果から、やまなみハイウェイから見える山は次の通りである。
この結果、飯田高原を中心とした草原地帯が九重連山を眺望するのに適したエリアであることが明らかになった。

よく見える山
涌蓋山、泉水山、沓掛山、扇ガ鼻、指山、星生山、三俣山、
平治岳
(8山)
全く見えない山
稲星山、大船山、中岳 (3山)
少しだけ
見てとれる山
黒岩山、猟師山、硫黄山、久住山、黒岳、前岳(6山)



対象地域
分析対象地域と九重連山



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