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あんけーと、あんけーと、アンケートー。 | ||||||||
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1998年12月6日。あしたはいよいよ記念すべきタイ旅行だ!という日。
私たちは別府にいた。
(別府は大分の中でも超有名な温泉地。大分の県庁所在地はここだと勘違いしている人も多い。)
当然、温泉につかりにきたわけじゃない。調査のためだ。 この時、私たちは卒論の真っ只中で、旅行に行くなんて非常識もいいところだったのだけれど、 行ってしまえばなんとかなるさ精神で押していたのだ。 だから、旅行の前日だというのに、しかも、まだ行く用意をしてないというのに、 調査をしなければならなかったのだ。 ほんとうに、だるい。 この調査、一軒一軒、各家をまわってアンケートをお願いするのだが、これがなかなかに重労働。 地区ごとに配る部数が設定されているから、それを達成するまで終わらないのだ。大変だ。 さて、この日も朝から、私たち2人とゼミの人3人の計5人で、車2台に分かれてアンケートを配っていたわけだ。 11:30頃、あと少しで終わるぞーってな感じになったから 「お昼だけど、もう少しだから頑張って配っちゃおう」ということになった。 配布場所を移動しなければいけなかったので、2台で連なって移動する。 「この道をこう通って・・・。」と地図を見、人に聞き、目的地を目指す。 車はどんどん山の中へ。 なんとなーく、道が悪いよーな気がするなーとか、 なんとなーく、道が狭すぎるよーな気がするなー とか思いながらも、ひたすら突き進む私たち。 「よーし、この道を左折だ!」とハンドルを切る。 そして、両側を杉に囲まれた緩やかな坂道をのぼっていったのだ。 そうして、気付けば、前進不可能状態!! つまり、立ち往生。 2台とも前進は不可能。バックで戻るしかない! でも、その時道幅はぎりぎり車輪幅ぶんしかないことが判明。 どうしよう、まさに非常事態。
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