The third day2

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木に埋もれた仏像〜アユタヤ観光編〜

続いて、ワット・プラ・マハタートへ。 ここには、実は行く予定ではなかったんだけど、城さんが 「行きたーい」ということで行く事になった。 このお寺の何が有名って、「顔だけ仏」があることだ。 幹なんだか根っこなんだか分からないものの中に、仏像が取り込まれてしまったのだ。自然の脅威。 これはこわい。写真じゃなくて間近に実物を見ると、なんとも言えないものがあった。 無言の迫力みたいなものを感じて、私たちは思わずお参りしてしまった。

あとこのお寺には、ビルマ軍によって、胴体だけになってしまった哀れな仏像がたっくさんあった。 首を落とされている。これもこわい。 日本の戦国時代とか「首をとる」とかいうけど、そんな感じなのかなと思った。 あー、こわー。

ちなみに、タイはのら犬が多い。このお寺も例外ではない。 母犬と,小犬がうじゃうじゃいたりする。 小犬ははっきり言ってきれいとは言いがたいけど、かわいい。 食べ物には困らないのかなあ。

次に、ワット・プラ・シー・サンペットへ。 このお寺はアユタヤで一番有名で、世界遺産にも指定されている。 アユタヤにあるお寺はどれもこれも廃虚って感じの寺ばかりで、 このお寺もそんな感じ。でも、すごく趣があって大好きだ。キラキラしているのよりもいい。 きれいに並んだ3基のチェディ(仏塔みたいなもの)が、すーっとのびていて本当にきれい。 けっこう広くて、廃虚の中を歩き回って、けっこう疲れてしまった。

ここは、つい、ぼーっとしてしまう、そんな所だ。 時間がもっとあれば、ずっとここに佇んでいたいなあって思わせてくれる。 タイとは思えないくらい静かで、落ち着く。 私たちは、木の影で休みながら「なんだか贅沢な時間を過しているなあ」と思った。 周りにいる人たちもそう思っている感じで、私たちの周りにはゆったりと時間が流れていた。


ワット・プラ・マハタートの顔だけになった仏像。 すごいでしょ。



アユタヤの遺跡の中にて。


ワット・プラ・シー・サンペットのチェディ。

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