国際交流実施内容・報告 of 大学教育改革支援プログラム


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□ 2012.7.29~8.4
2012年度 東アジア建築都市デザインワークショップにおける国際的・実践的教育

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実施内容

開催趣旨:1996年以降、釜山大学校建築学部は東アジアから集まった学生のために、毎年夏期に設計ワークショップ開催しており、参加学生達は、21世紀のアジアにおける都市の文化的アイデンティティを背景に、新しい建築学や都市の設計手法を模索する機会を得ている。各国学生と教員のグループは設計上の問題を探ることにより、 東アジアの建築伝統を再評価し、国際競争力を強化する貴重な機会を提供することを目指している。また、諸外国の学生間で行われる討議や文化交流の機会を提供している。
テーマ:東道西器を考える- Think of 東道西器 again and again -
アジア固有の精神をもって、西洋の技術を学び取り活用するという視点に基づき、釜山大学内にある自然渓谷の利活用計画が課題である。
以下、テーマ説明資料(事前配布資料)参1)より一部引用し翻訳要約。--------------
都市建築のフォリーは、フランスの「folie」に始まり、一般に自然の景観をよくするために建てられた特段用途のない建物である。一方、老子曰く、万物は永久にそして絶えず変化している。構造物に置き換えると、全ての構造物は解体と再創造のなかで改造されるためにあるとも考えることができるように、全ては何かへ変形しているという考え方である。
西洋文化では、フォリーには「装飾用の建物」といった一つの用途しかない。フォリーの意味(位置づけ)は固定的なのである。しかしながら、前述の論点からも、東洋においては、フォリーの意味が一つに確定されていないと考えることができる。
皆さんへの計画課題はミルキーバレー(釜山大学以内の自然渓谷)に沿った5つのポイントの1つに位置するフォリーと道を結びつけることである。---------------------


□ 2012.3.25~31
2011年度 韓国研究交流・都市調査

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実施目的

今回の韓国研究交流・都市調査は、他の国の教員や、学生との交流によって国際性や学際的視点を加味した俯瞰教育の実現を目標している。また、その国に立地する実空間を体験し、調査や対象分析・理解等の実践力を培うことを目指している。「地域との強い連携に基づく建築技術者養成」事業では、主に「俯瞰教育」「実践教育」の効果を上げることにより「社会力」を培うことを目的に掲げており、国際性や学際性の視点を加味した教育を目指すものとなっている。


□ 2011.7.25~30
2011年度 東アジア建築都市デザインワークショップ

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実施目的と評価

「地域との強い連携に基づく建築技術者養成」事業では、主に「俯瞰教育」「実践教育」の効果を上げることを目的に掲げている。またその過程においては、国際的・学際的視点を加味した教育を目指している。
2011年7月25~30日の6日間開催された東アジア建築・都市デザインワークショップは、複数国の教員による指導や、学生との協働によって国際的・学際的視点を加味した俯瞰教育の実現を目指して実施された。そのなかで、参加学生は複数国の建築、都市計画、造園分野のチューターから指導を受けるなど、国際的・学際的な視点による教育が実施された。また、その過程においては、国際的なコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を培うことができたとえる。さらには、海外に立地する実空間を対象に設計し、海外学生の設計プロセスや案に触れることによって、調査手法や対象分析・理解などの国際的な実践力を培うことができたといえる。

開催概要

・件名:2011 EAST-ASIAN ARCHITECTURE & URBAN DESIGN WORKSHOP, PNU
・期間:2011年7月25日(月)~30日(土)
・場所:韓国釜山大学Jangjeonキャンパス 建築棟401号
・参加大学:
 【韓国】釜山大学(教員1名、学生15名、サポートスタッフ(学生5名、研究員1名))
 【日本】大分大学(教員2名、学生8名)注)、九州大学(教員1名、学生8名)
 【中国】同済大学(教員2名、学生14名)
・テーマ:40階段-Forty Steps-