地形データと景観シミュレーション of 佐藤誠治 建築・都市計画研究室

地形データと景観シミュレーション

○地理的スケールの景観シミュレーション
地理的スケールの景観をシミュレーションし,解析をおこなうことは,都市の景観の多様な条件を整理するうえで重要な課題である。国土数値地図情報の緯度経度法による50mメッシュ標高データはそれを可能とする。

標高値データにより地形をシミュレーションし,可視不可視領域をも とめることにより,都市景観を地理的スケールで解析した事例もみられる。

○地形データ利用の広がり
近年,景観シミュレーションに限らず,ランドサットデータ解析,地形解析,風工学,あるいは多様なCGプレゼ ンテーションに数値地図情報は利用されているが,広域の景観条件解析など,いままであ まり試みられなかった景観研究分野での応用が望まれる。


elements.jpg別府市の大規模景観要素を地形データ上で展開
f5-04.jpg九州97都市の景観解析(250m地形メッシュで可視不可視の解析、別府市の事例)

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