◇卒業論文
ランドサットTMデータについて
◇幾何補正 本研究では幾何学的歪みの補正方法として、PCI(リモートセンシング解析ソフト)を使用し、GCP(Ground
Control Point:地上基準点)を用いた補正を以下の手順により行った。 |
◇土地被覆分類図 |
◇NVI(Normalized Vegetation Indicator)指数について 本研究では、主に緑地情報を得るために、ランドサットTMデータを用いていくわけであるが、日本リモートセンシング学会等の学術機関、または研究レベルでランドサットTMデータ用いた植生活性度を測る方法がある。それが、『NVI指数』と呼ばれるものである。NVIとはNormalized Vegetation Indicatorの略であり、植生が可視域に対して近赤外域で比較的強い反射を示す状態を利用した『観測区域にどれだけ植生があるかを判定する指標』である。 本研究ではPCI(リモートセンシング解析ソフト)を用い、NVI指数を以下の式によって導き出した。 その値は理論的には0〜200の範囲を取るが実際には0〜180程度の範囲である。その値が高いほど植生活性度が高いと考えられる。一般的に、NVIはその特性として季節や観測時点の気象条件に敏感に反応するため、単純な経年的比較は困難と考えられる。なお補足ではあるが、今日のリモートセンシング技術の利用において、上記のような数値的な計算等は、「絶対的」なものはなく、あくまで今までに研究されてきた内容の最良とされる部分である。上記の式によってPCI(リモートセンシング解析ソフト)を用いて計算されたNVI画像を下図に示す。 |